スティーブ・ジョブズの生き方が
良い面も悪い面も客観的に書かれている本でした。
ジョブズは短期で口が悪い人だったともとれるし、その分素直で人間味があって常に完璧を求めた人だったんだなと感じました。
彼のクリエイティブさには憧れます、すごく。
Ⅰでは、生まれてすぐに養子に出され、電気屋の父親に引き取られ、エレキトロニックの世界に惹かれたきっかけが書かれていました。学生時代にはLSDや禅にはまり、ベジタリアンになった話などもありました。ウォズアニックとの出会いからのアップルの創立。ネクスト。
Ⅱでは、ピクサー。iPod,iPhone,iPad…iTunes…iCloud。ThinkDifferent。iCEO。リベラルアーツ。がんと戦い、妻の協力でなんとか生き抜いて大好きなAppleのために働いた最期。
デザイナーではないのに、形や素材、使いやすさを追求する姿勢は見習いたいと思うけど、とても真似できないです。自分の専門性にとらわれず、IT業界をはじめ音楽業界や映画業界、小売業などの多方面でクリエイティブさを発揮しています。一方、他の人のアイデアをいかにも自分のアイデアかのように言うこともあったというのがリアルでした(笑)実現不可能な事を実現させる、「現実歪曲フィールド」とかいう力はすごい能力ですが悪魔の魔法みたいで恐怖さえ感じました。
個人的に、ジョブズが禅の魅力に惹かれて、度々行っていたという京都の西芳寺(さいほうじ)に行きたい欲が積もりました。Googleマップで行った気になってます。苔が素敵でした。
登場人物が多いので、頭の中でイマイチ整理できてないです。
もう一回ちゃんと読みたいです。